損をしない家庭用脱毛器の選び方

最近は脱毛がちょっとしたブーム。新しい脱毛サロンや医療クリニックが毎月のようにオープンしています。また、自分自身でムダ毛を効果的に処理しようと、家庭用脱毛器を購入する人も増えているようです。

「脱毛に興味があるし、自分も買ってみようかな」と考えている人もいるかもしれません。ただ、決して安い買い物ではありませんし、機器の種類も豊富です。後悔しないためにもその効果やメリット・デメリット、また自分に合うかどうかについてもきちんと知っておくべきでしょう。

そこでこのページを立ち上げました。以下、家庭用脱毛器に興味を持つ人のために、その選び方について細かく説明していこうと思います。

家庭用脱毛器ってどんなもの?

家庭用脱毛器
以前は自宅での脱毛といえば、カミソリ、毛抜き、除毛クリーム、脱毛テープ、ワックスなどを使った簡易な方法しかありませんでした。

それらの方法はいずれも手軽ではありますが肌への負担が大きく、長期に渡って続けていると、くすみ、肌荒れ、黒ずみ(色素沈着)はもちろん、埋没毛や毛嚢炎などのトラブルを起こしがちです。

それがイヤな人は熟練した専門家のいるサロンか医療クリニックで脱毛するわけですが、何しろ数ヶ月から数年に渡って通い続ける必要があるため、それが面倒だという人も少なくありません。
またその費用も安いとは言い難いものです。

家庭用脱毛器の登場は、そういう人たちにとって朗報でした。家庭用脱毛器の場合、カミソリや毛抜きとは違って脱毛方法はサロンか医療クリニックと同じです。つまり特殊な光によって毛根だけにダメージを与えるため、肌への負担がはるかに軽微ですみます。

黒ずみなどを心配することなく、家庭でムダ毛を処理できるというのは以前では考えられないことで、家庭用脱毛器があっという間に新しい市場を開拓したのも当然のことでしょう。

値段に関してももちろんサロンか医療クリニックに通うよりもリーズナブルですみます。ただ、本体だけでも安いものでも2万円近くするために、いざ購入ということになると慎重にならざるを得ません。

以下の情報をチェックして、自分に合ったものを選ぶようにしてください。

家庭用脱毛器はどうやって選べばいい?

どうやって選べばいい?
家庭用脱毛器は特殊な機器のせいか、「デザインが自分好みだから」「製品の知名度が高いから」などの理由で選ぶと、後悔することが多いようです。

家庭用脱毛器選びで失敗しないためのポイントを3つ挙げてみます——

使い勝手はいいか?

家庭用脱毛器についての口コミを見てみると、

「効果が高いというので買ってみたものの、実際に使ってみると持ち手の部分が重くて疲れる」

「照射面積が小さいため時間がかかり、打ち漏れも出る」

「動作中の音がうるさい」

といった書き込みが目立ちます。これらの使用感の悪さから、結局使うのを止めてしまった、という人も多いようです。

こんなことにならないためには、購入前に照射面積、連射機能、最大出力レベルについて必ず調べるようにしましょう。また、できれば家電店などで製品を実際に触ってみて、その重量などをチェックした方が無難です。

コストパフォーマンスはいいか?

家庭用脱毛器を購入する時によくあるのは、本体価格の安さを見て選んでしまい、後悔してしまうパターン。

本体価格については安いものなら2万円台、高いものなら10万円台とバラエティに富んでいますが、使用ごとに消耗するカートリッジなどの付属品のコストを忘れてはいけません。

購入の前には、本体価格のほかに必ずランニングコストがいくらになるかをチェックしましょう。

脱毛効果はどれくらいか?

脱毛サロンと医療クリニックでは脱毛に用いる方式が異なりますが、同様に家庭用脱毛器でも脱毛方式に違いがあります。主流となっているのは、フラッシュ脱毛方式、レーザー脱毛方式、超音波脱毛方式の3つですが、それぞれ長所・短所があります。

脱毛したい部位やどういう効果を得たいのかは人それぞれですから、それらの脱毛方式の向き不向きをチェックした方がいいでしょう。

また、「顔やデリケートゾーンは脱毛可能か」、「打ち漏れなく処理ができるか」などの細かい点も、なるべく把握しておくべきです。

以上、使用感、コスパ、脱毛効果の3つのポイントはしっかりと押さえておいてください。

家庭用脱毛器を使うメリットとデメリット

メリットとデメリット

家庭用脱毛器のメリット

・自宅で好きな時間に、好きな部位のムダ毛を処理できる
・脱毛サロンや医療クリニックへ通う手間や費用が節約できる
・脱毛器の出力レベルを調節可能なので、脱毛の痛みが少なくてすむ

家庭用脱毛器のデメリット

・本体価格が決して安くない上に、カートリッジなどのランニングコストが必要
・海外製の脱毛器の場合、日本人向けに作られていないため、安全性に不安が残る
・脱毛サロンや医療脱毛クリニックと比べると脱毛の効果が弱い
・背中などの手の届きにくい部位は手伝ってもらわないと処理できない
・もしムダ毛の処理中に火傷や炎症などのトラブルが生じても自己責任となる

家庭用脱毛器で永久脱毛はできる?

永久脱毛はできる?
家庭用脱毛器というのは、原理的には脱毛サロンと医療クリニックで使われているマシンと同じものです。

毛根に働きかける特殊な光を用いるわけですが、その照射パワーは危険を避けるために抑えられているので、今のところ永久脱毛は不可能です。

なお、脱毛サロンでムダ毛を処理してもらっても、あくまで抑毛効果があるだけです。永久脱毛をおこないたいなら、医療クリニックで施術を受けましょう。

家庭用脱毛器の脱毛方式 その特徴と比較

特徴と比較
家庭用脱毛器で使われている脱毛方法を紹介します——

フラッシュ(光)式

もし全身を脱毛したいと考えているなら、フラッシュ式の脱毛器がいいでしょう。

こちらはサロンで採用されているマシンと仕組みは同じです。IPL(インテンスパルスライト)と呼ばれる特殊な光を照射することで、毛乳頭、毛母細胞といった組織にダメージを与えて脱毛します。

フラッシュ式の大きなメリットは、他の方式より照射口が大きいこと。

つまり1回で光を照射できる範囲が広く、ショット数が少なくても広範囲の脱毛が可能です。全身脱毛を行う際も手間と費用が節約できます。

レーザー式よりも出力パワーが弱く、肌の温度も上がらないので、ムダ毛処理時の痛みもほとんどありません。

効き目が穏やかで即効性がないことがデメリットですが、それでも2〜3週間に1回のペースで照射を続ければ、約1年弱で自己処理が不要になります。

レーザー式

手っ取り早く部分的なムダ毛処理をしたい、という場合、レーザー式が向いています。

レーザー式脱毛器は医療クリニックで使われているマシンと同じ仕組み。IPLと同じように肌に照射されると、ムダ毛に含まれる黒いメラニン色素だけに反応します。そうなると熱エネルギーへと変わり、毛根部位に大きなダメージを与えます。

照射パワーは強く、クリニックのマシンと同じようにフラッシュ式よりも脱毛効果は高くなります。

レーザー式脱毛器はいずれも照射口が小さくなっていて、狭い部位に集中して毛根に作用を及ぼすため、指や顔のムダ毛には最適です。

照射パワーが強いおかげで脱毛期間も短く、約2週間に1回のペースで照射した場合、約3ヶ月ほどで効果が目に見えてきます。

ただ、照射口が狭いために、広範囲の脱毛を行う場合、1回辺りの照射には時間がかかってしまいます。

また、大きなデメリットとなるのが痛みです。「フラッシュ式とは比べ物にならない」という口コミが多いので、「痛みは苦手」という人は大変かもしれません。そのため、VIOのような肌の薄いところだと使いづらいでしょう。

また、ホクロ、シミ、日焼けにはレーザーが反応しやすいので、照射の際は必ずそれらの部分を避けるようにしてください。
火傷が生じる場合もあります。

高周波(超音波)式

フラッシュ式やレーザー式とは異なり、高周波脱毛器は光を使わずにピンセットのように毛を挟む、という方式です。そのため、目の付近の眉毛などの脱毛に向いています。

挟むと高周波が流れてムダ毛が抜けていくという仕組みのため、毛穴にダメージを加えずに脱毛が可能です。ただ一本一本を処理するために広い範囲の脱毛には向いていません。習慣的に脱毛するなら、フラッシュ式やレーザー式の脱毛器がおすすめです。

なお、少し種類は異なるのですが、「サーミコン(熱線)式」「ローラー式」というものも紹介しておきましょう。

サーミコン式の家庭用脱毛器は、肌に近づけるとサーミコン(熱線)の熱がムダ毛をカットしてくれます。ただ、レーザー式やフラッシュ式のように毛根に作用するものではありません。カミソリやクリームのように一時的に除毛するだけです。

メリットとしては毛先を丸くすることができるので、カミソリのようなチクチク感は抑えられます。

そして「ローラー式」は、その名の通り、ローラーのついたヘッドを肌に滑らせることで毛を挟み、そのまま引き抜くというもの。

つまり毛抜と同じ要領ですが、一本一本抜いていくよりも時間が短縮できるのが長所です。もちろんこの方法だと肌にどうしても刺激を与えることになるため、あまりおすすめはできません。

家庭用脱毛器の価格はどれくらい?

価格はどれくらい?
家庭用脱毛器というのは、どれくらいの値段がするのでしょうか?

各公式サイトを参考に、市場に流通している家庭用脱毛器の価格をまとめてみました——

ノーノーヘア……12,800円

エピレタ……17,800円

センスエピX……29,800円

ラヴィ(lavie)……39,800円

トリア……54,800円

ローワン……54,800円

フィリップス……66,880円

2PSクリスタル……69,800円

ケノン……69,800円

ダブルエピ……81,000円

レイボーテグランデ……108,000円

一見して分かるように、同じ脱毛器と言っても価格はバラバラです。2万足らずで購入できるノーノーヘアのようなものから、10万円を越えるレイボーテグランデのような高級品まで、予算に合わせて欲しいものを選択できるようになっています。

このうち、ほとんどがフラッシュ脱毛方式のものですが、トリアだけがレーザー脱毛、そしてノーノーヘアがサーミコン(熱線)式です。

購入する時は本体の価格だけに目が行きがちですが、脱毛器の場合は、使う度に消耗してしまうカートリッジなどの付属品のことを忘れてはいけません。
これらの付属品がなければ脱毛そのものができないのですから、長く使おうと思えば必ず買い続ける必要があります。

本体の購入の前には、その価格に加えてランニングコストがいくらぐらいになるか、自分で細かく調べておきましょう。その結果を参照しながら、納得できる価格帯の脱毛器を選ぶことが肝心です。

たとえば上記の機種のうち、特に人気となっている4機種についてそのランニングコストをまとめると——

・ケノン
ワンショットの単価……約0.15円
照射面積……9.25平方センチ

・ラヴィ(lavie)オールインワンセット
ワンショットの単価……約0.2円
照射面積……7.4平方センチ

・トリア
ワンショットの単価……約0.06円
照射面積……1平方センチ

・センスエピX
ワンショットの単価……約0.09円
照射面積……2.7平方センチ

となっています。

これらを見て、「ワンショットあたりの差額は、たった0.05〜0.1円か」と感じる人もいるかもしれません。しかし家庭用脱毛器でムダ毛を処理する場合、効果を上げようと思ったら、2週間ごとに同じ部位に照射をし続ける必要があります。つまり、たった0.1円と思っていても、そのランニングコストは徐々に蓄積されていくわけです。

また、見落とされがちなポイントが「照射範囲」です。ワンショットあたりの照射範囲が大きければ大きいほど、ショット数は少なくすみますから、それだけランニングコストは低くなります。レーザー式のトリアなどは光は狭い範囲にしか当てられず、フラッシュ式を採用しているケノンやラヴィと比べるとその照射面積は半分以下になってしまいます。

ムダ毛を処理したい範囲が大きい人は、ワンショットあたりの単価と照射面積がどれくらいかをよく検討しましょう。
その上でなるべくリーズナブルな機種を選ぶことが重要です。

以上、お得な家庭用脱毛器の選び方について説明してみました。いかがだったでしょうか?

上で記したように、家庭用脱毛器はフラッシュ式やレーザー式といった脱毛方式によって効果が大きく異なります。また本体価格だけでなく、使用し続ける際のランニングコストをよく考えるのも大切です。

このページの情報を参照しながら自分に合ったものを選び、上手に脱毛するようにしてください。